倉庫17:野州春蘭夢日和ツアー

  忙しい日々の間隙を縫って、JR両毛線&東武日光線の栃木駅にやってまいりました。まだ少し肌寒いけど、穏やかに晴れ、絶好の行楽日和です。
  なぜここに来たかというと、そばを食べるためですね。もちろん、駅そばです。実は栃木駅のKIOSK系駅そば「栃木駅そば」には、ちょっとした知人が勤めているのです。知人といってもメールだけの間柄で、お互いに顔は知らないのですが。だからこそ行って、対面してこようと思ったわけです。
  お店は改札の中にあるのですが、改札外(駅舎外)からでも食べることができます。ガラス張りの駅舎の一部分がドアになっていて、ここから入店できます。
  しかし、残念ながら開いていませんでした。少し時間が早すぎたようです。貼り紙を見ると、営業時間は「11:05〜」とあります。「11時〜」とはせず、わざわざハンパな時間に設定しているのが突っ込みどころではありますが、開いていないのでは突っ込むこともできません。まだ開店まで1時間近くありますので、ひとまず出直すとしましょうか。
  時間つぶしというわけではありませんが、宇都宮(旧上河内町)まで足を延ばし、温泉に入ることに。ほぼ国道293号沿いにある、「梵天の湯」です。新しい施設ですね。入浴料は500円。開放的な露天風呂があり、休憩施設も整っているので、まずまず安い方でしょうか。温泉棟の脇には農産物の産直販売所があります。地方では、こういった店を覗くのも楽しいものです。
  ピカピカに新しい施設なのに、早くも100万人の入浴者を数えているようです。日帰り温泉ブーム到来といわれて久しいとはいえ、すごいですね。この日も駐車場は8割方埋まり、浴室も休憩室も大盛況でした。
  景色もまたすばらしいですね。長閑というか、牧歌的でさえある風景が広がっています。露天風呂からは景色が開けない(高い目隠しがあるので)のが少し残念ではありますが、国道沿いの郊外型施設ですから、これは致し方ない部分でしょうか。
  休憩室で3時間ほど仮眠したこともあって、栃木駅に戻り着いた頃にはだいぶ陽が翳っていました。閉店時間は「18時」だということを調べてあったから慌てる必要はないのですが、なるべくなら明るいうちに食べ、店の写真も撮りたいところです。
  しかし、この季節の夕陽は釣瓶落とし。アッという間に夜のとばりが降りてきました。しかし、夜だからこそ駅構内で煌々と灯される店の照明が目立ちます。おっ、お客さんも結構入っていますね。
  そして無事に、天玉そばにありつくことができました。ところが、残念なことにメル友の従業員さんはこの日は非番でした。……ちょっと訳あって事前に連絡してから行くということができなかったので、仕方ありませんね。この日の従業員さんにメル友さんあての手紙を渡し(その場で書きました)、一応「栃木まで来ましたよ」という足跡を残して帰ったのでした。今回は会えなかったけど、いつの日か、対面できる日が来ることを祈っています。


戻ります。