2008年、明けましておめでとうございます。朝方まで降っていた雪も(いったん)止み、まずまずの天気。今日は、初詣がてら一日歩く予定になっているので、雪が止んだのはもっけの幸い。西鉄久留米から西鉄二日市まで電車で移動し、二日市から歩き始めます。
ところで、西鉄久留米、西鉄二日市とも、同じチェーンの駅そば「やりうどん」があったのですが、残念ながら元旦は休むようです。またそのうち、夏頃にでも食べに来ようと思っています。 |
西鉄の枝線・太宰府線に沿って歩き、太宰府天満宮へ。福岡周辺では屈指の初詣スポットです。しかし、午前中は周辺道路も駐車場も参道も、比較的空いていました。ちょっとゴロゴロして、午後になって出かけていくという人が多いのでしょうか。まばらに植えられた松がいい味を出していますね。 |
拝殿前。太宰府天満宮は学問の神様ですから、学生の姿が多いですね。「30を過ぎたオヤジが学問の神様を参詣してどうするんだ?」という声も聞かれそうですが、とっておきの答えを用意してあります。「生涯学習」。特に、私のようなフリーランスの人間は、人生のすべてが勉強の一部なのです。……とか言っておきながら、柏手を打つときには別のことを願っていたりして(^^; |
太宰府天満宮は、梅の名所でもあります。参道を埋め尽くす土産物店の類では、梅に発想を得たお菓子「梅ヶ枝餅」を製造直売しています。主に箱詰めのお土産用なのですが、バラ売りしているところも多く、廉価(1個105円)であることも手伝って盛況でした。
私も、ひとつ。外側はパリッと焼き上がっていて中はモチモチ、アツアツのあんこが程良い甘さを演出しています。これは美味しいですね。甘いもの(和菓子系)が苦手な私でも、美味しくいただけました。 |
店によって若干製法が違うのが「梅ヶ枝餅」の面白いところ。上の写真は「みどりや」のもの。こちらは「中村なんたら(店名忘れました(^^;」のもの。共通しているのは、あんこの入った餅をたい焼きの要領で焼くということと、梅花のエンボスをつけるということ。あんこの甘さとか量とか、焼き加減とか、餅生地の柔らかさなどは、店によってだいぶ違います。どの店でも焼きたてを105円で出してくれますから、気軽に食べ比べができます。これはいい名物ですね。 |
参拝が無事に終わって一安心。ところが、ここから事態が急変します。太宰府駅近くのコインランドリーに入って洗濯機を回している間に、猛烈な吹雪になりました。小一時間丸椅子に座って漫画を読んでいただけで、まったくの別世界です。うへぇ。 |
雪はその後、下大利駅あたりに辿り着くまで降り続けました。歩くのに必死だったので、写真はありません。それほど長い時間降っていたわけではないのですが、勢いがすごく、河川敷や道端の植え込みなどはすっかり雪に覆われるほど。九州って、結構雪が降るんですね。沖縄はともかくとして、日本で一番雪が降らないのは東京なのかもしれないな。
写真は、白木原駅付近の路地。ちょっと分かりにくいけど、やたらカーブミラーだらけだったのが笑えたので、思わずシャッターを切った。 |
西鉄に沿ってひたすら北上します。道中、駅そばの一軒でも発見できればいいなと思っていたのですが、元旦はダメですね。平尾駅の「やりうどん」も休みでした。
こちらは、福岡随一の地下街・天神地下街。人が少ないのも驚きですが、それ以上に、ズラリ並んだ店舗が1軒残らずシャッターに閉ざされていたのが異様でした。いくら正月だからって、これは酷すぎる。これだけ店が並んでいれば、1軒か2軒くらいは「年中無休24時間営業」のチェーン店が入っていそうなものなのに。ここにコンビニが1軒あれば、結構儲かるんじゃないか? |
中洲界隈で見つけた、キモい自販機。「缶ラーメン」ですね。秋葉原で「缶おでん」が名物になっていると聞いたことがあるけど、これはさらに上をいっている。しかも、博多トンコツラーメンかと思いきや、「札幌ラーメン」なんて書いてある。怖いもの見たさではなく、日々の食事として買っている人、いるのかな? |
二日市から歩くこと約38000歩、博多駅に到着。博多駅は目下改築工事中で、ごらんのとおり酷いありさまでした。これが天下の博多駅か? と、嘆きたくなるほどです。早く立派な姿を見せてほしいものです。
また空模様が怪しくなってきたので、今日の漫歩はここまで。本当は箱崎宮まで歩こうと思っていたのですが、もう精根尽き果てました。 |
改札外の駅そばはどこも休みだったのですが、ホームの店は結構開いています。待ってましたとばかりに、黒崎「東筑軒」でかしわそばを。パッと見ると「かしわが少ないぞ」と思ってしまうかもしれませんが、これは言ってみれば「かけそば」の代用品ですから。カマボコと同じで、サービスで入れているトッピングです。だから、値段も安い(300円)。
九州ではいろいろな店でかしわそばを食べてきましたが、やっぱり東筑軒はピカイチですね。中央軒も捨てがたいけど、つゆとかしわの味覚的バランスは東筑軒が一番私の好みに合っています。加えて、黒崎の東筑軒はおばちゃんの愛想もいい。東京の話で盛り上がってしまいました。 |
黒崎から、筑豊電鉄で永犬丸へ。今日宿泊するのが、永犬丸と三ヶ森の中間くらいにある「サウナ三ヶ森」なので。どうしてわざわざそんな不便なところに泊まるのかというと、まずは値段が安いから。2200円でぐっすり眠れます。第二に、筑豊に乗ってみたかったから。一応2両くっついていますが、まるっきりチンチン電車です。路面電車が大好きな私にとっては、この雰囲気がたまりません。驚いたことに、後部車両には車掌が乗務していて、運賃やお釣りの授受を行っています。今時、こんな電車があるんですね。 |
明けて1月2日。ここからは東京に帰りながらのイベント探訪になります。まずは、九州を離れて1軒目の駅そば。往路に「おっ! ホームに駅そばがあるぞ」と気づいていながら、食べる時間がなかった(なにしろ新幹線を使うくらいの過密スケジュールだったので)徳山駅の「うどん杏」です。洒落た店名がついていますが、運営業者名はガチガチに固い「徳山駅弁当」です。西日本にはこの手の名称の業者が多いですね。
西日本特有の具なし天ぷらそばですが、麺が太くて食べ応えがありました。ちなみにこの店では、「蒸しまん」(肉まんのようなもの)を扱っています。次回訪問時に食べてみたいと思っています。 |
宮島口駅で途中下車。混雑が見え見えだから、宮島に渡るつもりは毛頭ないのですが、昨年食べた駅そば「CTS」で牡蠣そばでも食べたいなと思った。ところが、件の駅そばがあるはずの場所には、コンビニが……。これはショックでした。去年食べたときには、結構流行っていたのに。コンビニなんて、何も駅の中じゃなくてもいいじゃないか。
隣接していたたい焼き店が飲み込まれずにそのまま残っていたのが、なおのこと恨めしかったですね。 |
せっかく下車したので、ついでに宮島口桟橋を見に行きます。途中に広電の宮島口駅があるのですが、こちらも駅そばなし。たった今電車が到着したばかりなのか、改札から桟橋まで軍隊蟻の大行進が続いていました。
写真は宮島口桟橋ですが、宮島行きの航路は2つあるのですね。写真に写っているのが宮島松大汽船の桟橋、この右手にJR西日本の宮島連絡船桟橋があります。運賃はどちらも170円ですが、青春18きっぷで乗れるのはJRの宮島連絡船だけなので、要注意。 |
ここから、今日の漫歩スタート。広電に沿って、広島市内を目指して北上します。
地御前駅南の跨線橋からは、フルスピードで失踪する車両を上から眺め下ろせます。写真は3900型。この辺りの広電は「路面電車」ではないのですが、ローカルならではの風情は健在。ちなみにこの電車、2両編成に見えますが、実は3両繋がっています。2両目が、えらく短いんですね。普通の「チンチン電車」車両の、半分くらいしかありません。こういうのは広電以外では見たことがないですね。 |
廿日市市役所前駅付近にて。ビル工事現場の防護壁に、なぜかけん玉のマニュアルのようなものが描かれています。けん玉をやっている人がヘルメットを被っているのが泣けます。
ここ廿日市市は、けん玉発祥地なのだそうです。こんなところにまでアピールしているとは。でも、新しいビルが完成して防護壁が取り除かれたら、この「けん玉世界一周マニュアル」はどうなるんでしょうか。消えたら、なにげに寂しいかも。 |
五日市駅には駅そば(厳密には、駅の隣のビル1階)があったので、ちょっと食べていきます。テーブル席が豊富にあって、配膳付き&後精算の店ですから、人によっては「こういうのは駅そばとは呼ばない」と考えるかもしれませんが、早さと安さは完全に駅そば。
オーダーしたのは、卵焼きと椎茸が見た目にも楽しい「かやくそば」。下関「下関駅弁」でも扱っているメニューですね。中国地方のオリジナルでしょうか。今後、分布の調査を進めたいと思っています。 |
広電の写真をもう2枚ほど。まずは、井口駅付近ですれ違った、新型車両(5000型)。ボディはアルミニウム製だとか。路面電車にしては全長がえらい長く、5両の編成になっている。このうちの2両には車輪がなく、宙に浮いた状態になっている。
格好いいことは格好いい(最新の5100型は丸っこすぎてどうにも不格好だ)のだが、個人的には古い3000番台の型式の方が好み。 |
というわけでもう一枚、3800型を。姿形は4枚上の3900型と区別がつきにくいのですが、フロントに車番が明記されているので、素人でも容易に判別できます。
撮影地は、井口・新井口間。この辺りは線路が築堤状になっているので、真下から見上げる大迫力のアングルで眺めることができます。ホント、歩道から手を伸ばせば触れるくらいのところを走り抜けていきます。 |
広電西広島駅。JRとの乗換駅ですが、駅舎は別で、ちょっと離れています。広電は、ここ西広島を境に「市内線」と「宮島線」に分かれています。今回写真を載せた3000番台と5000番台は、いずれも市内線・宮島線直通用の車両(他に2000番台もあるようです)。この他に、市内線専用の、いわゆる「チンチン電車」があります。市内線は型式のバリエーションが富んでいるので、見ても乗っても楽しめそうです。1945年に被爆した車両も現役で活躍しているとか。練り歩きたいのは山々ですが、これは次回のお楽しみにしましょう。 |
この日は姫路駅歩3分のカプセルホテル「ハワイ」に宿泊。酔客が多くて、決して快適とは言い難い一夜を過ごしました(休憩室にゲロの悪臭が充満していたのには参った)。
翌3日は、早くも最終日です。今日中に東京まで帰らなければならないので、少し急ぎ足。駅そばを巡りつつ、ひたすら東へ進みます。
写真は、西明石駅「駅うどん西明石」の月見そば。卵が濁っているように見えますが、これはつゆが熱くてちょっと茹だっているだけです。品質に問題はありません。 |
続いて、京都駅0番ホーム「麺倶楽部」の、かけそば+ソーセージ天(天かすは無料で入れ放題)。この店はセルフうどん店のスタイルをとっていて、かけそばの食券を買って出し、出来上がったかけそばに自分で好きなトッピングを乗せ、最後にレジで精算する方式になっています。このシステムだと、ついついいろいろなものを乗せてしまい、べらぼうな金額になってしまいがちなので、注意が必要です。 |
東海道本線・彦根駅付近の車窓から。近江八幡を過ぎたあたりから急に雪が目立つようになり、彦根から米原にかけては完全に銀世界。毎年、この辺りを通過するときに「おっ!
雪がある!」と思って写真を撮っているような気がします。だからでしょうか、この辺りは、冬にはいつも雪が降っているイメージがあります。
今回の旅では、雪はイヤというほど見た(降られた)のですが、車窓から眺めるとやっぱりウキウキします。自分の身を安全圏に置きさえすれば、童心に返れるのですね。 |
最後に一杯。JR中央本線(他)大曽根駅「かどや」の月見そば。パッと見には刻み海苔が乗っているのが特徴かなと感じてしまうのですが、実はそれよりもつゆ色の薄さが目を引きました。というのは、「つゆ色の濃い・薄いの境界線は関ヶ原」という定説があるからです。大曽根は、完全に東のエリアなんですね。それで、この薄い色のつゆ。
もう一点特記したいのは、この店では「きつね」を「志の田」と表記していること。街なかのそば屋ではともかく、駅そばではほとんどお目にかかれない表記法です。「かどや」は名鉄系列のチェーン店で、大曽根以外にも数店舗出ています。他の「かどや」はどうなのか、早急に調査する必要がありそうです。 |