倉庫26:歩いて筑波山ツアー

【10/10 08:26 0歩】

  今回も、スタートはここ。毎回絶対に日本橋スタートと決めているわけではないのだけれど、悩むくらいなら日本橋にしてしまう。日本の国道の原点だからね。日本では、すべての道はローマには通じず、すべての道は日本橋に通ず、なのだ。
【10/10 09:00 3213歩】  浅草橋駅 通過。
【10/10 09:25 5479歩】  浅草駅 通過。
【10/10 10:05 9230歩】  東向島駅 通過。
【10/10 10:31 11694歩】  新四ツ木橋 通過。
【10/10 11:15 15493歩】  青砥陸橋 通過。
【10/10 11:37 18036歩】  金町駅 通過。
【10/10 11:49 19271歩】

  浅草橋の「せんねんそば」で朝食を摂ったのだが、写真がないのでパス。基本的に国道6号を北東に歩き、昼前に新葛飾橋を渡って千葉県へ。金町・松戸間は、東京都心部から距離的にかなり近いのに、土地がたくさん余っている。茨木の方を開発する前に、この周辺を開発すればいいのにな、と、勝手ながら思ってしまう。駅から遠いとはいえ、バスがある。そんなに交通の便が悪い場所でもないんだから。
【10/10 12:09 21512歩】  南部T字路停留所 通過。
【10/10 12:32 23704歩】

  昼食は、駅そば2杯。1杯目は、松戸駅西口にある「陣」のたぬきそば。生麺を使っていて、程良い歯ごたえが心地良い一杯。値段が安いのも嬉しく、たぬきそばは270円。
【10/10 13:29 26578歩】 竹ヶ花交差点 通過。
【10/10 13:45 28360歩】  北松戸駅 通過。
【10/10 14:16 30578歩】

  2杯目は、馬橋駅歩30秒ほどのところにある「兎屋」の舞茸天そば。以前にこの駅を訪れたときには、この店はなかった。最近できたんだなと思っていたら、「2008年8月8日開店」の貼り紙が。まだ2カ月ですか。新参店の存続が難しい世界だけど、頑張ってほしいものである。
【10/10 14:44 33436歩】  新松戸駅 通過。
【10/10 15:14 35713歩】  北小金駅 通過。
【10/10 15:57 39499歩】  前ヶ崎跨線橋 通過。
【10/10 16:20 41940歩】  南柏駅 通過。
【10/10 16:58 45488歩】  柏駅 通過。
【10/10 17:34 49597歩】  十余二交差点 通過。
【10/10 18:10 52892歩】

  今日は柏駅・柏の葉キャンパス駅の中間あたりにある健康ランド「みのりの湯」に宿泊する。まっすぐチェックインしてもよかったのだが、まだ少し時間が早めだったので、一度柏の葉キャンパス駅まで行き、駅前を少し探検してみることにした。
  で、この写真が柏の葉キャンパス駅。周辺には、見事に何もない。駅だけが立派で、駅前だけが明るい。大型ショッピング施設がいくつもあるが、数えるほどしか通行人がいない。こんなに意気込んで駅前開発しちゃって、大丈夫なのだろうか。TX沿線には、このような「過剰開発の駅」が屡々見られる。
【10/10 19:20 54895歩】  みのりの湯 到着、宿泊。
【10/11 07:29 0歩(累計54895歩)】  みのりの湯 出発。
【10/11 08:10 4557歩(累計59452歩)】  北柏駅 通過。
【10/11 08:44 8055歩(累計62950歩)】  我孫子駅 通過。
【10/11 09:12 11030歩(累計65925歩)】

  2日目最初の立ち寄りスポットは、我孫子市の南に横たわる手賀沼。写真の橋は、県道8号線の手賀大橋。これを渡ると柏市(旧沼南町)で、橋のたもとに道の駅「しょうなん」がある。
  手賀沼の北岸には遊歩道が巡らされていて、早朝散歩が非常に気持ちいい。遠回りになってしまったことを悔いることなく、快適に歩けた。
  これも手賀沼。湖上に、よく分からない銅像が立っている。こういうのがあるってことは、水深はごく浅いのだろう。
  東の方へ歩いていくと、柵で仕切られた中が干上がっている部分がある。まさかこんな変な形で農地干拓するわけもないだろうが、一体何のための干潟なのだろうか。渡り鳥の餌場かな。
【10/11 09:53 15025歩(累計69920歩)】

  JR成田線の東我孫子駅。これまでずっと常磐線に沿って歩いてきた。常磐線は利用者の多い幹線だから、駅も大きければ駅前の街も賑やか。しかし、一歩成田線に入ると一転してローカル色満点になる。いちおう、この堀建て小屋が有人式の切符売り場になっているようだが、今日のこの時間には窓口が閉鎖されていた。すなわち、無人駅。待合室も跨線橋もなく、ただ相対式のホームがあるだけ。電車が近づくと踏切(ガードレールの奥にある)が閉まり、反対側のホームへは上がれなくなってしまいます。
【10/11 10:20 16474歩(累計71369歩)】

  常磐線沿線に戻って、今日も駅そば三昧。朝食は、天王台駅「喜多そば」のたぬきそば。天王台はそれほど大きな駅ではなく、利用者もそんなに多くはなさそうだから、駅そばはないかなと思っていた。我孫子の「弥生軒」の分店があるらしいという話は聞いたことがあるが、話に反して「喜多」があった。ラーメンも扱っていて、わざわざ「喜多ラーメン」と名付けている辺りが面白い。「方」をつければ超有名ブランドになる。
【10/11 11:02 20649歩(累計75544歩)】

  新利根橋を渡って、茨城県に突入。茨城って、東京からだいぶ遠いようなイメージがあるんだけど、実は取手あたりだったら充分通勤圏内。取手から先は電車の本数がガクッと減るから、ちょっと厳しいかもしれないけれど。
【10/11 11:10 21441歩(累計76336歩)】  取手駅 通過。
【10/11 11:59 23837歩(累計78732歩)】  井野交差点 通過。
【10/11 12:30 27220歩(累計82115歩)】  小浮気交差点 通過。 
【10/11 12:58 30190歩(累計85085歩)】  藤代駅 通過。
【10/11 13:55 33839歩(累計88734歩)】

  昼食も駅そば。コロッケで有名な竜ヶ崎市にある佐貫駅にて、名物のコロッケそばをいただきます。ネギが汚らしく散らかって見えるのは、おじさんがコロッケを覆い隠すようにネギを盛ってくれたから。わざわざ箸でよけて、シャッターを切りました。
  このコロッケ、美味しいです。美味しいんだけど、そばよりもご飯の方が合いそう。ホクホクしているから、すぐに崩れてつゆに混ざってしまう。そば用のコロッケは、固い安物の方がいいのではないかな、と思ってしまった。
【10/11 14:27 36681歩(累計91576歩)】

  手賀沼に続いて、またまた沼ネタ。牛久沼です。高架の橋は国道6号バイパスで、自動車専用。歩行者は旧道を歩き、沼の畔を歩く形になる。牛久沼はウナギがよく獲れるのだろうか、周辺には鰻屋さんがたくさんある。
【10/11 15:14 41493歩(累計96388歩)】

  牛久駅に到着。ここでも駅そばを探したのだが、残念ながら店があったのは改札内(上りホーム)。土浦駅や友部駅にもある「華月庵」だ。改札の外側(ロータリー)にも窓口を作れそうな立地なのだが、ホームでしか食べることができない。諦めてしまったのだけれど、結果的にはこれは失敗だった。なぜなら、この店、12月に再訪したときにはすでに撤退してしまっていたから。すでに建物も撤収されている。最大にして最後のチャンスを、みすみす逃してしまったわけだ。
  国道6号、田宮停留所付近にて、季節外れのツツジが一輪咲き。暖冬の影響なのだろうか。だとしても、一輪だけ狂い咲くというのも……。世の中には、不思議なことがたくさんあるものだ。
【10/11 16:14 45018歩(累計99913歩)】  猪子町交差点 通過。
【10/11 16:39 47615歩(累計102510歩)】  ひたち野うしく駅 通過。
【10/11 17:20 50367歩(累計105262歩)】  東狸穴交差点 通過。
  ひたち野うしく駅を通過した辺りで陽が沈み、学園西大通りをつくば市内へ向けて歩き始めた頃には夜の帳に閉ざされた。学園西大通りには街灯がないから、歩くのも大変だ。懐中電灯なんて持っていないから(重いので)、携帯のスポットライトを点灯させて歩く。じゃないと、対向してやって来る自転車が遠慮なく突っ込んでくる。歩道は広くとってあるのだけど、広いだけに自転車が猛スピードで走ってくるのだ。
【10/11 17:55 54222歩(累計109117歩)】  下原北停留所 通過。
【10/11 18:45 58044歩(累計112939歩)】  洞峰公園前 通過。
【10/11 19:22 61892歩(累計116787歩)】  つくば駅 通過。
【10/11 19:57 63487歩(累計118382歩)】

  今晩は、つくば駅歩10分、小野崎南停留所の目の前にあるサウナ「サウナ大学」に投宿。古風な施設で、常連さんじゃないと使い勝手が分からない部分が多く、戸惑ったが、とりあえず汗を流してぐっすり眠ることはできた。
  余談だが、リクライニングルームで映画「フラガール」を観た。公開当時は歯牙にもかけなかった映画だが、観てみたら涙ボロボロの感動巨編だった。まだ観てない人、DVDを借りてでも観ることをオススメします。
【10/12 07:48 1471歩(累計119853歩)】  つくば駅 通過。
  さぁ、いよいよ最終日。つくば駅を越えて学園東大通りに入ると、正面に目的地である筑波山が、遂にその姿を現した。3日間かけて歩いてきたのは、ただただあの山に登りたいがため。電車で行くのではダメ。車もダメ。歩いて行って、歩いて登ることに意味がある。今回に関しては、とことんそこにこだわっている。最終日に登山が待っているという、かつてない過酷な「歩いて○○ツアー」であるが、今さら後へは退けない。
【10/12 08:35 6816歩(累計125198歩)】  台坪入口交差点 通過。
【10/12 09:40 11240歩(累計129622歩)】  西大通入口交差点 通過。
【10/12 10:16 15477歩(累計133859歩)】

  事前に地図を見て、行き方はある程度調べてあった。メインストリートを行くよりも、西大通りとの交差点で右折、すぐの信号を左折して君島・北条を経由した方が近道。歩を進めるにつれて、徐々に筑波山の山容が克明に見えるようになってくる。写真は、君島橋付近からの眺め。ビルはもとより住宅自体が少ないエリアなので、遮るものなく筑波山の全容を一望できる。
【10/12 10:38 17806歩(累計136188歩)】  北条交差点 通過。
【10/12 11:22 22643歩(累計141025歩)】

  山麓にさしかかり、断続的な上り坂になる。上るにつれて勾配がきつくなり、そろそろ一休みしたいなと思い始めた頃に筑波山神社の鳥居が現れた。ここまで辿り着ければ、もう道に迷う心配はない。鳥居の脇にある小さな児童公園で一服して、再び歩き始める。登山口はまだまだ先だが、この辺りから事実上の登山が始まる。
【10/12 11:44 23864歩(累計142246歩)】  筑波山神社前 通過。
  秋の観光シーズン、しかも日曜とあって、登山口付近の駐車場はすべて満車。あぶれた車が右往左往して、土産物店街は混雑・混乱していた。日曜の午後に車で来ようなんて、考え甘すぎ。歩けとまでは言わないけれど、せめてバスで来い、というのが私の感想。
  筑波山の登山道はいくつかのルートがあるのだが、今回は最も見所が多いルートである白蛇弁天コースで上ることにした。筑波山神社の脇から、最初のうちは民家の合間を縫うような舗装道路(写真)で、「こっちでいいのかな?」と思ってしまう。
  写真は省略したが、住宅街の外れに鳥居があり、それをくぐると野趣溢れる山道になる。前半は、さほどきつい登りではない。所々階段状になっているところがあり、あまりテンポよく上っているとこの階段がボディブローになる。20分登って5分休憩。このパターンで行けば、老若男女誰でも大丈夫な初心者向けコースだ。実際、小さな子供を連れた家族や、犬を連れて登る老人なども多い。
【10/12 12:16 26123歩(累計144505歩)】  白蛇弁天 通過。
  登山道のほぼ中間点になるだろうか。広く開けた高天原は、休憩したり食事を楽しんだりする人々で溢れていた。つつじヶ丘・女体山間を運行しているロープウェイが、ここからよく見える。ロープウェイを使えば、女体山頂まで徒歩10分で登れる。でも、それじゃあありがたみがない。ロープウェイを批判するつもりはないが、自分の足で登ってこその登山。ここはこだわらなければ。
【10/12 13:18 28806歩(累計147188歩)】

  高天原を出てすぐのところにある名所「弁慶七戻り」。2つの大きな一枚岩の間を登山道が通り、その頭上には不安定としか言いようのない状態で巨岩が挟まっている。ちょっとした地震で落ちてきそうな感じがして怖い。
  後半の登山道は、前半に比べるとだいぶ険しくなる。写真のように、鎖場もある。しかも、登山道が狭い上に登山者が多いので、このような難所では必ずと言っていいほど渋滞してしまう。かといって、お爺さんに「早よ行け」とは言えないしなぁ。自分のペースで登りたいのは山々だけれど、ここはぐっと堪えて順番を待つ。
【10/12 13:56 30338歩(累計148720歩)】

  登山道入口から、約2時間。女体山頂に到着。標高、877m。いやはや、ものすごい人出だこと。山頂は岩場で、靴底で磨かれてツルツルに滑るのだが、後からやって来る人々に押されて、崖下に突き落とされそうになる。見晴らしのいい場所には10人ほどしか居られないから、誰もがいい場所を求めてやって来るのだが、先客が去らない限り入れない。無理して入ると、先客がところてん式に押し出され、奈落の底に落ちてしまう。柵、なし。結構怖い。
  これが、10人ほどしか入れない「とっておきの眺めのいい場所」からの眺め。足元がストンと落ちているのがお分かりだろうか。落ちたら、まず間違いなく死にます。
  この日は若干ガスがかかっていたのだが、それでも霞ヶ浦まで遠望が利いた。標高はそれほど高くもないけれど、周囲に平野が広がっているだけに、眺めは素晴らしい。実標高よりも高く感じる。
【10/12 14:55 32882歩(累計151264歩)】

  続いて、ロープウェイの女体山駅、ケーブルカーの山頂駅を経由して男体山の山頂へ。こちらは女体山よりも低く、標高871m。山頂は鉄柵のついた展望台状になっていて、スリルも風情も欠ける。人も少ない。木々の梢が邪魔になり、視界も開けない。圧倒的に、女体山の方が達成感がある。いずれの頂上もロープウェイなりケーブルカーなりでかなり肉薄するところまでワープできるから、サンダル履き、ブーツ履き、スーツ姿、スカート姿等の人々が平気でウロウロしている。私にそれを批判する権限はないけれど、興は冷める。
【10/12 16:02 35854歩(累計154236歩)】

  下りは、ケーブルカーの線路に沿った登山道で。こちらの方が、白蛇弁天コースに比べて傾斜が緩く、難所もないので、より初心者向きかもしれない。途中には、ケーブルカーを間近に眺められるスポットもある。大人になっても、なぜかケーブルカーがやってくると手を振ってしまうものである。
【10/12 16:39 38036歩(累計156418歩)】  宮脇駅 通過。
  無事に、下山。最後に、筑波山神社をお参り。登る前に立ち寄って登山の無事を祈念したほうがいいという考え方もあるが、私はむしろ自力で登って、下りて、「無事に登れてありがとう」と感謝の念を込めた方がいいかなと思って最後にした。結構大きな神社で、参拝者も多かった。名物であるガマの油売りもたくさん出没していた。
【10/12 17:12 39286歩(累計157668歩)】

  つくば駅行きのバスは、筑波山神社から5分ほど下ったところにある鳥居前から出る。バスの時刻はあらかじめ調べなかったのだが、17:12にやって来た臨時直通バスが最終だった。この後に定期便がもう一便あるのだが、ロープウェイのつつじヶ丘駅始発→筑波山神社入口→つくばセンター(つくば駅)の便で、満員の状態で筑波山神社入口に到着するため、まず乗車できないとのこと。意外と終バスが早いので、利用の際には気をつけよう。なお、歩数の計測はバスに乗った時点で終了。今回のトータル歩数は、157668歩。昨年の熱海よりも若干少ないが、最後に登山が入っている分、今回の方がハードだったと言える。ただ、足がだいぶ慣れてきたのか、熱海の時ほどには疲れなかった。まだまだ歩けそう。今後、3泊4日、いや、4泊5日くらいのチャレンジ漫歩ツアーを組む機会があるかもしれない。金と時間が許せば、の条件付きだけれど。
  最後に1枚、おまけ写真。初めて乗りました、つくばエクスプレス。まぁ、どうということもない「地下鉄」ですな。でも、そこはかとなくワクワクした。ただ乗るだけじゃなくてね、大きな目的を果たした後で乗ったからかな。つくば→北千住で、1000円。結構高いス。


戻ります。