倉庫31:大原海岸初日の出ツアー

  大晦日の23:30頃に家を出て、車中で年越しのカウントダウン。そのまま眠る間もなく房総へ車を走らせました。本当は太東岬灯台で初日の出を、と考えていたのですが、到着時にはすでに駐車場が満車で、どうしようもありませんでした。仕方なく、近くの大原海岸海水浴場に回ります。
  私が着いた頃(05:30くらい)には人も車もまばらだったのですが、空が明るくなるにつれてゾロゾロと人が湧いてきて、日の出直前にはご覧のとおりの人垣ができるまでになりました。東向きの海岸は、どこも初日の出見物客で賑わうんでしょうね。私も人垣に紛れ込もうかとも思いましたが、巨大なソテツがすごくいいアクセントになっていたので、敢えてソテツの後方でカメラを構えることにしました。
  いよいよ、その瞬間です。観衆がざわめき、やがて歓声に変わる頃、水平線上からまぶしい朝日が顔を覗かせました。水平線近くにはわずかに雲が出ていたのですが、まずまずの初日の出見物日和だったと思います。
  太陽が完全に水平線上に出る頃には、人垣は蜘蛛の子を散らしたように消え去っていました。とりあえず出る瞬間だけ見られればいいんですね。まぁ、寒い(海辺なので、冷たい潮風が吹きつける)し、早く帰らないと駐車場の出口が混むし、気持ちは分かりますけど。私は、人垣が綺麗サッパリいなくなるまでずっと初日の出に見とれていました。性分ですね。完全に見届けないと、気が済まないんです。
  駐車場に戻ると、こんなテントが出ていました。地元の法人会によって、けんちん汁と甘酒が振る舞われていたんですね。茂原法人会大原支部に、感謝と敬意を表します。
  こちらがけんちん汁。具が全然入っていないように見えますが、沈んでいるだけです。確かに具は少ないかもしれませんけどね、タダですから。それに、「汁」を飲んで暖まるのが目的ですから。味付け(塩加減)も適度で、美味しくいただけました。こういう料理って、小さい鍋で一人分作るよりも、大釜で大量に作った方が美味く感じるのはなぜなんでしょうね。
  検尿ではありません。甘酒です。こちらもいただいてしまいました。もちろん、無料です。私は基本的に甘酒が苦手なクチなのですが、タダとなれば話は別。タダほど安いものはない、っていいますもんね。
  けんちん汁と甘酒、ダブルで体を暖めてから、気分良く家路についたのでした。


戻ります。