倉庫36:歩いて奥多摩湖ツアー

【5/10 07:09 0歩】

  今回も、スタートは日本橋。毎回毎回こだわる必要はないかなとも思うのですが、他に良いスタート地点が思いつかないもので。自宅スタートってのも、なんだか間抜けだし。おそらく、次回も、その次も、スタートは日本橋ということになるのでしょう。ただ、これはルールとして定めているわけではないので、日本橋以外の場所をスタート地点とするチャレンジ漫歩も、今後あり得ることはあり得ます。
【5/10 07:34 2520歩】  平川門 通過。
【5/10 07:58 5258歩】  麹町駅 通過。
【5/10 08:22 6991歩】  四谷三丁目(外苑東通り) 通過。
【5/10 09:01 9087歩】

  朝食は、新宿で。東南口階段下の「かのや」で、たぬきそば。あまり店舗数の多くないチェーン店です。以前、このチェーンでは「πウォーター」を使用していて云々の蘊蓄書きがあったのですが、今回は見当たりませんでした。やめてしまったのかな?
【5/10 09:34 12004歩】  幡ヶ谷駅 通過。
【5/10 10:00 14542歩】  松原(井の頭通り) 通過。
【5/10 10:24 16708歩】  桜上水駅 通過。
【5/10 10:48 18852歩】  上高井戸1丁目(環八) 通過。
【5/10 11:22 22180歩】

  甲州街道を順調に西へ。仙川駅付近では、キューピーちゃんのからくり時計が私を見送ってくれました。これ、キューピー仙川工場にあるものです。時報とともに何らかのアクションをしてくれるのかなと期待しましたが、12時までまだ30分以上あったので、諦めました。「た〜ら〜こ〜がやーってくーるー」と歌ってくれると嬉しいですね。
【5/10 11:46 24739歩】  柴崎駅入口 通過。
【5/10 12:29 27954歩】  調布駅 通過。
  調布市街は、旧甲州街道を歩きます。その途中にある西光寺で、近藤勇の座像を見つけました。新撰組局長の近藤勇は、調布生まれだったのですね。鳥羽伏見の戦いで敗れた近藤は甲陽鎮撫隊を編成して甲府へ出陣しましたが、その際にここ西光寺で休息をとったのだそうです。しかし、その後も敗走を続け、最後には政府軍に捕縛され、板橋で斬首の刑に。墳墓は、板橋駅の真ん前にあります。
【5/10 12:57 30587歩】  飛田給駅入口 通過。
【5/10 13:18 32553歩】  不動尊前(多磨霊園駅入口) 通過。
【5/10 13:48 35721歩】  府中駅 通過。
【5/10 14:26 37895歩】  本宿町 通過。
【5/10 14:47 40080歩】  谷保天満宮前 通過。
【5/10 15:20 43375歩】  日野橋交差点 通過。
【5/10 16:24 47370歩】  郷地町 通過。
【5/10 17:00 48783歩】

  東中神駅前。なぜか、この辺りには「くじら」がたくさんいます。駅前のモニュメント(写真)は「昭島くじら」。商店街は「くじらロード」。時計台は「くじら時計」。お祭りは「昭島市民くじら祭」。徹底していますね。
  これらは、昭和36年に市内でクジラ(アキシマクジラ)の化石が発見されたことに因んでいます。昭島市にとっては、よっぽど大きな出来事だったのでしょうね。
【5/10 17:40 52064歩】  昭島駅 通過。
【5/10 18:31 54578歩】
【5/11 06:02 0歩(累計54578歩)】


  本日は、昭島駅から徒歩25分ほどの国道16号沿いにある健康ランド「スパ昭島」に宿泊します。外観的には、健康ランドというよりもコンビナートか汚水処理場のように見えるかもしれませんね。駅から遠いのが難点ですが、安くて、遊び心があって、なかなか快適でした。ただし、深夜になると仮眠室がかなり混雑します。早めにチェックインして早めに寝るようにした方がよさそうですね。
【5/11 06:36 2654歩(累計57232歩)】  拝島駅 通過。
【5/11 07:09 6072歩(累計60650歩)】  福生市役所前 通過。
【5/11 07:48 8684歩(累計63262歩)】  羽村駅 通過。
【5/11 08:32 12070歩(累計66648歩)】

  2日目の朝食は、小作駅で。かつて「あじさい茶屋」があった場所に「清流そば」がありましたので、山菜めかぶそばを。店名は変わりましたが、中身は変わっていないようですね。NRE駅そばによくあることです。あまり駅そばがありそうに思えないこの駅に店があるというだけで、充分嬉しいですけどね。
【5/11 09:12 14929歩(累計69507歩)】  河辺駅 通過。
【5/11 09:39 17671歩(累計72249歩)】  東青梅駅 通過。
【5/11 09:47 18483歩(累計73061歩)】

  東青梅駅から青梅駅にかけての旧青梅街道沿いには、写真のようなノスタルジックな映画看板がたくさん掲げられています。これは、青梅生まれの映画看板師・久保板観氏が描いたもの。これに端を発して局地的なレトロブームが起こり、街の様子は一変しました。現在、旧青梅街道は「青梅シネマチックロード」の愛称で親しまれ、すっかり観光名所になっています。ちなみに、青梅駅ホームの駅そばもレトロそのもの。懐かしいラムネも売っています。
【5/11 10:00 19649歩(累計74227歩)】  青梅駅 通過。
【5/11 10:53 22383歩(累計76961歩)】  宮ノ平駅 通過。
【5/11 11:07 24030歩(累計78608歩)】

  青梅市街を越えると、いよいよ都会から離れて山間のムードが高まってきます。集落もとぎれとぎれになり、青梅街道も上り下りや深いカーブが多くなってきます。写真は、JR青梅線の日向和田駅。ログハウス風の、なかなか味のある駅舎ですね。
【5/11 11:34 26935歩(累計81513歩)】  二俣尾駅 通過。
【5/11 11:53 28844歩(累計83422歩)】

  軍畑大橋を過ぎたところで、こんな道標が。青梅街道から遊歩道を降りて、御獄渓谷を散策することができるようです。予定にはなかったのですが、フラフラと遊歩道へ足を踏み出してしまいました。時間的に、明るいうちに奥多摩湖まで辿り着けるかどうか、微妙な線だったんですけどね。私はもともと寄り道癖のある人間なんです。
  こちらが、件の御獄渓谷。なかなか迫力があります。局部だけを切り取ったような写真ですが、全体的には迫力よりも清涼感、清々しいイメージの渓谷です。川沿いにずっと遊歩道が続いていて、アップダウンはあまりないので、むしろ青梅街道を歩くよりも楽です。途中にはベンチのある休憩所や飲み物の自販機もあります。面白いのは、「釣り人の案山子」が随所に立っていることでしょうか。何よけなのかな?
  御獄大橋から御獄渓谷を見下ろすと、こんな感じ。道路(青梅街道と奥多摩街道が多摩川を挟んで並行している。御獄大橋は、両街道を結ぶ橋)はかなり高いところを通っています。したがって、渓谷遊歩道から道路に上がるときには、結構な階段を上ることになります。
【5/11 12:48 31940歩(累計86518歩)】  御獄駅 通過。
【5/11 13:04 33526歩(累計88104歩)】

  御獄駅前から古里駅前までは、奥多摩街道を歩きました。青梅街道に比べて車の通行量が少ないから快適なのですが、反面通る車の多くがダンプなので時々肝を冷やします。歩道がないんですね。まとまった集落もないので、動物たちも頻繁に顔を出します。これは、ジムグリの幼蛇でしょうか。赤と黒のまだら模様。いかにも毒蛇っぽい色合いですが、ジムグリは無毒です。まだら模様は幼蛇期のみで、成長すると全体的に茶褐色になります。
【5/11 13:22 35441歩(累計90019歩)】  梅沢橋南詰(川井駅入口) 通過。
【5/11 13:44 37770歩(累計92348歩)】  古里駅 通過。
【5/11 14:39 41094歩(累計95672歩)】  鳩ノ巣駅入口 通過。
【5/11 14:50 42265歩(累計96843歩)】

  多摩川の上流部には、小さなダムがいくつかあります。写真は、白丸ダム。ちょうどこの辺りは青梅街道がトンネルになっていて、山に沿った旧道がそのまま歩道になっている場所なので、車はほとんど通らず、ゆっくり観察できます。ダムなどで水が澱んでいるところは、水の色が綺麗に見えます。乳緑色。コーラスウォーターみたいな味がしそうな色合いです(^^
【5/11 15:39 44792歩(累計99370歩)】  梅沢大橋 通過。
【5/11 16:04 46934歩(累計101512歩)】

  JR青梅線の終着駅・奥多摩駅に到着。なかなか立派な駅舎ですね。大きいというだけでなく、風格があります。駅前には大きなバスターミナルがあり、付近には飲食店や土産物店も連なっています。いかにも観光地の駅、という感じ。温泉街ではありませんが、その雰囲気もあります。
  駅舎は2階建てですが、駅として機能しているのは1階だけで、2階部分にはギャラリーと駅そば「そばの花」があります。
  というわけで、「そばの花」で山菜そばをいただきます。値段が高い(600円)ですが、生そばを注文後に茹であげる本格志向です。しかも太麺なので、茹で時間が5分ほどかかります。都会の駅そばとは、若干趣向が異なるかもしれません。ファーストフードとしての駅そばではなく、スローフードとしての駅そばです。「田舎そば」という称号が似合いそうなザラザラした食感、甘みを帯びた香りの強い麺。大変結構な一杯でした。願わくは、山菜、もうちょっと入れてね。
【5/11 16:35 48835歩(累計103413歩)】  奥多摩病院前 通過。
【5/11 16:56 51072歩(累計105650歩)】

  時間的に厳しければ奥多摩駅でやめようかなと思っていたのですが、なんとか奥多摩湖まで行けそうな感じだったので、さらに歩きます。白髭トンネルまでは国道を歩きましたが、この辺りまで来ると道幅が狭いくせに歩道が全くなく、それでいて結構大型車が通るので、危なくてしょうがありません。そこで、「奥多摩むかし道」を歩く作戦に切り替えました。要するに、旧道ですね。車1台がやっと通れる広さですが、ほとんど誰も通らないので快適です。
  道中には、いくつか吊り橋が掛かっていて多摩川を渡れるようになっているところがあります。これらの吊り橋はなかなかスリルがあります。1人歩くだけでもかなり揺れ、ギシギシと嫌な音がします。警告看板には、「5人以上同時に渡らないでください」と書かれています。確かに、5人いっぺんに渡ると落ちそうな気配ですね。渡った先には、道路も民家もありません。ほぼ、山に分け入る人のための橋です。猟師専用?
  人通りもなく、人家もごくまばらにしかない(それでも、あることはある。すごいところに住んでいる人がいるものだと感心する)奥多摩むかし道ですが、かつては街道筋として栄えた歴史があります。観音様とか、馬の水飲み場や茶店跡(写真)となどが次々と現れます。この場所には3軒の茶店が連なり、まんじゅう・うどん・タバコなどが売られていたそうです。酒場まであったとか。今では想像もつかないことですね。
【5/11 17:40 54593歩(累計109171歩)】

  奥多摩むかし道は、小河内ダムの発電所入口まではアスファルト舗装されている(というか、発電所のために平成2年に舗装された)のですが、そこから先は完全な獣道になります。さすがに、陽が暮れかかってからこういう場所に入っていくのはちょっと怖いですね。絶対に迷わないぞと自分に言い聞かせて歩きます。ところどころ階段状になっている場所もあり、勾配も一気にきつくなります。ほぼ「登山」ですね。
【5/11 18:01 55882歩(累計110460歩)】

  中山浅間神社付近で、木立の合間からついに奥多摩湖が顔を覗かせました。ようやくここまで来たと感慨に耽りたいところですが、ここから先がまだ結構長い。山って、直線で行けば近いのになかなか最短距離で行かせてくれない、ってことが結構ありますよね。
  ちなみに、この付近にはわりとまとまった中山集落があります。舗装された道路が国道から集落まで続いているようですが、それにしても恐ろしいところに住んでいるなぁ。
【5/11 18:25 58039歩(累計112617歩)】  水根ポンプ場前 通過。
【5/11 18:41 59342歩(累計113920歩)】

  最後は結構危ないところでした。奥多摩湖畔に着いた頃には、辺りは夕闇に包まれていました。あと30分遅かったら、山中で遭難していたかもしれません。懐中電灯なんて持っていなかったですからね。でも、夕暮れ時の湖畔風景に浸ると、むしろ感慨は強まります。人っ子一人いない湖畔に一人佇む。今は、この大きな湖は私一人だけのためにある!
【5/11 19:28 59515歩(累計114093歩)】

  バスに乗るところで、歩数計測終了。今回は、ちょっと失敗しました。ベルトをせず、ハーフパンツに直接万歩計を装着していたため、歩数が少なめに計測されてしまいました。ベルトをしていたら、12万歩を越えていたかも。この教訓は、次回以降に生かしたいと思います。
  ちなみに、奥多摩湖→奥多摩駅のバスは、1時間に1〜2本。思っていたよりも便数はあります。ただし、終バスが早い(19:47)ので、その点だけ注意を。
  帰りがけの駄賃を、拝島駅で。Dila拝島内にある「百花庵」で、たぬきそば。NRE駅そばですが、この店舗では生麺を使用しているので、比較的味はよいです。ただ、たぬきを入れすぎてつゆがゾル状になってしまったのが残念。なお、Dila拝島と「百花庵」がオープンした一方で、従来の「あずみ」と「狭山そば」はどちらも撤退しています。また、従来はJRと西武が改札を共有してましたが、現在は別改札になっているため、JR改札内にある「百花庵」は西武ユーザーは利用できません。現在、西武のみのユーザーが利用できる駅そばは皆無です。


戻ります。