倉庫44:ES虱潰し中通りツアー

  志村坂上から赤羽駅まで、歩いて30分。北方面へ旅に出るには、この方が便利。
  というわけで、今回の旅は東北線で始まります。途中、乗り継ぎのために小金井駅で一度下車。「小金井市」は東京都にあるのに、「小金井駅」は栃木県にあります。これ不思議。おかげで、東京の各駅には「武蔵小金井」「東小金井」「新小金井」と、よけいな冠語が付くハメに。これ、実に不思議。
  東北線を一路北へ、郡山までやって来ました。今回の旅の目的は、ズバリ「駅そば」。まぁ、青春18きっぷがあまっていましたのでね、消費がてら、未食店を虱潰しにしていこうかなという次第です。
  写真は、郡山駅改札外の「そば処 あさか」の看板メニュー・あさかそば(480円)です。トッピングは、たぬき・きつね・わかめ。……面白そうなメニュー名が付されているわりには、あまり面白味のないトッピングが。これだったら、もうひとつの名物メニュー・ちくわ天そばにした方が良かったかな。
  そばの写真を撮り忘れたので、店舗写真だけになりますが。こちらは、那須塩原駅待合室内の「マイ・フレンド」という駅そば店。この店が未食のまま放置されていたのが、たいへん気になっていたんですね。いつまで続くことやら、という思いもありましたので(失礼…)。でも、行ってみたら結構賑わっていました。観光客の利用が多いようです。平日は閑散としているのかも…。
  那須塩原駅は、西口側は観光拠点として綺麗に整備されていますが、東口側は狭く、人気があまりありません。そんな中、「ここが地球の真ん中です」と刻まれた碑がぽつねんと。
  まぁ、確かに、どこが地球の真ん中かは見る人の立ち位置によって変わってくるのでしょうが。う〜ん、どうなのかな。世の中の大多数の人は「ここは真ん中ではない」と思うのではないかと。というか、私は地球には真ん中なんて存在しないと思うんですよ。どこもかしこも、片隅。それが一番平和的な考え方のように思うんですがね。
  那須塩原駅付近では、こんな大鍋を頻繁に目にすることができます。これらの鍋は「巻狩鍋」と呼ばれるもので、源頼朝がこの辺りで狩りを行った(那須野巻狩)ことにちなんでいます。当時の情景を連想し、毎年紅葉の時期になると市内各地の「巻狩鍋」が集められ、「那須野巻狩まつり」が催されます。
  宝積寺まで南下し、ここから烏山線で烏山へ向かいます。なにげに、烏山線に乗るのは初めて。1両単行を想像していましたが、意外にも3両連結されていました。それなりに利用者がいるんですね。でも、やっぱりワンマン運転です。
  烏山へ来た目的は、こちらのお店。エキナカではないのですが、駅前のバスターミナルにあるそば屋さん。JRバス関東が運営しているお店です。
  しかし、残念ながら時間が遅すぎたようで、すでに店じまいの後でした。再履修ですね。ちなみに、店名になっている「山あげ」というのは、「山の天ぷら」ではなく、烏山で伝統的に行われているお祭りの名称に因んでいます。
  烏山駅前のバス乗り場にて。バス停があまりにも綺麗に並んでいたので、つい撮ってしまいました。なんだか、バス停がこぞってバスに乗るんじゃないか、みたいな雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。
  烏山で食べるぶんの腹を残してあったので、このまま帰るには勿体ないと思い、宇都宮でまたまた下車。せっかくなので、宇都宮名物の餃子でも食べていくことにしました。駅を出た瞬間に、あちこちに「宇都宮餃子」の看板が目につくのですが、当てずっぽうでこちらのお店に決定! 理由はないです。たまたまダーツの矢が当たったから、てなもんで。
  焼き餃子(2種)+蒸し餃子+水餃子と、あらゆる餃子がセットになった「餃子セット」。1000円と結構なお値段ですが、いろいろな味を楽しみたい人にはうってつけのメニューかもしれません。個人的には、ご飯が足りない印象ですね。餃子はご飯がすすむ君なので、この倍くらい欲しかったところです。
  味の方は、正直、普段東京で食べるようなものとあまり変わらないです。いろいろなものを食べるより、焼き餃子をガッツリ30個くらい食べればよかったと、ちょっと後悔していたりします。


戻ります。