倉庫45:ES虱潰し駿豆ツアー

  志村坂上での夜勤が明けて、始発のバスで池袋へ。ここから、旅が始まります。地下鉄で巣鴨へ、というパターンも考えられたのですが、ちょうど始発バスが来る時間帯だったので、確実に座れる方を選択しました。
  池袋駅西口は目下、駅前広場の改修工事中。かつては駅を出てすぐのところに喫煙コーナーがあり、ここで一服するのが常だったのですが、いつの間にか移転されてしまっていました。今に始まったことではありませんが、虐げられますなぁ。
  東海道線で三島へ。ここから、伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換えて修善寺を目指します。この路線は、事実上初乗車(三島・三島広小路間だけ乗ったことがありますが)。ローカル私鉄って、ワクワクしますね。
  ちなみに、今回の旅は青春18きっぷ使用ですが、当然ながらこの切符では伊豆箱根鉄道に乗車することはできません。別途、切符を買います。三島〜修善寺は、片道500円。
  終点の修善寺で下車。早速、駅そば虱潰し。駅舎内の土産物売場の中にあるそばコーナーで、名物の椎茸そばをいただきます。この店は、伊豆箱根鉄道の直営店。生そばを使用していて、本格的なそばを安く食べることができます。
  甘く煮付けた椎茸をたっぷりトッピングして、360円。これはお値打ちですね。私は、本来はあまり椎茸は好きではない(というか、はっきり言うと嫌いな部類に入ります)のですが、このくらい強く味を付けてあれば大丈夫。コリコリした食感を楽しみつつ、美味しくいただけました。
  椎茸は、伊豆の特産品なんですね。特に、傘の大きい「どんこ椎茸」と呼ばれるものが名物なようで。駅そばのみならず、街なかの手打ちそば店でもだいたい「椎茸そば」というメニューを扱っています。
  修善寺から、伊豆箱根鉄道駿豆線に沿って少し歩きます。途中、大仁駅前で一休み。大仁駅前には、飲泉所と足湯があります。もちろん、無料で利用可。さすが温泉どころですね。
  次なる駅そば虱潰しは、伊豆長岡駅。この駅にも、修善寺駅同様にエキナカの土産物店内に伊豆箱根鉄道直営のそばコーナーがあります(この他、三島駅にも店舗があります)。やっぱり、生そば使用。おそらく同じ食材を使用していると思われるのですが、茹で方の違いなのでしょうか、修善寺よりもこちらの方が少々麺が柔らかく感じました。
  ここでも椎茸そばをと考えましたが、同じメニューの写真が続くのもどうかなと考え直し、山菜のトッピングを追加してみました。
  大場駅まで歩き、再びローカル私鉄に乗って三島へ戻ります。どうでもいいことかもしれませんが、伊豆箱根鉄道各駅の駅名標は、どれも古めかしくて郷愁に溢れています。写真は大場駅の行灯型駅名標ですが、書体からして「昭和」な感じですよね。個人的に好きなのは、三島広小路駅の駅名標(写真はありません……)。昭和中期の臭いが漂っています。
  三島から東海道線で一路東へ戻りますが、まだ帰るには時間が早いので、鎌倉に寄ってみることにしました。というわけで、次なる駅そば虱潰しは鎌倉駅。改札内にある「大船軒」で、変わりメニューの「海老香り揚げそば」にチャレンジ。
  しかし、出てきたのは、普通にえびかき揚げでしたね。美味いことは美味いんですけど、個人的にはもう少し変わったヴィジュアルのそばを期待していたので、やや期待ハズレでしょうか。
  鎌倉に寄ったのは、突風で倒れたという大イチョウを見てみたかったため。いやはや、見るも無惨なありさまに変わり果てていました。これを見に訪れる人も結構多いようです。
  脇には、こんな寄せ書きが。
  階段の上から俯瞰すると、こんな感じ。
  最後にもう一枚。逗子駅の「大船軒」で、たぬきそばを。白いカマボコが1枚見えていますが、これがたいへん美味しいです。このカマボコ1枚のためにたぬきそばを注文する価値があると思います。というのは、カマボコは全メニューにトッピングされるわけではなく、メニューの写真を見た限りではたぬきそばと三色そばにのみ添えられるようなので。20円くらい上げてもいいから、全メニューに乗せてほしいな。
  ちなみに、この駅にはかつて「さがみ茶屋」というNRE駅そば店がありましたが、いつの間にか「大船軒」に変わっていました。大船駅ホームの「さがみ茶屋」も「大船軒」になったし、「さがみ茶屋」ブランドは全滅かもしれません。別にさほど残念ではありませんが(笑)


戻ります。